宿曜占星術においては、暦法というものを用いるのですが、それには二種類あります。二十七宿と二十八宿の二種類です。
歴史的に見れば、もともとは二十七宿のみが存在していたと言われています。しかし、利便性などの観点から、二十八宿が生まれ、よく使われるようになりました。今でも二十七宿のほうが基本的とされていますが、二十八宿もかなり有名でポピュラーなものになっています。
二十七宿と二十八宿は、名前こそ似ていますが、発祥地も発祥時期もまったく異なるため、それぞれが持つ特徴も、実はまったく異なるのです。
二十七宿は、インドで発祥したと言われており、地球から見た月の通り道の白道を二十七等分した結果を宿曜として用いているとされています。
二十八宿は、中国支那で発祥したと言われており、月が通る空を四等分し、そこにそれぞれ七つの宿を割り当てる、という考え方です。
それぞれを詳しく知り、より正しい宿曜占星術を学びましょう。
二十七宿と二十八宿とは
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